令和6年10月3日〜4日にかけて「長崎・島原」への団体参拝旅行をお寺で計画して行ってきました。
実は、お寺でこういった団参旅行を組むのは6年ぶり。
ちょうど、コロナ騒動もあったりと、気がつけば随分と日が経っていたことに気づかされました。よく総本山や京都本山には団参旅行を計画することはあるのですが、今回は長崎。
結構知らないだけで、私たちの周りには名山の寺院が多いです。長崎にも法華・お題目結縁のお寺が多数あります。
今回は3ケ所の日蓮宗のお寺にお参りさせていただきました。
人数は14名でバス一台借りまして1泊2日のお参りとなりました。朝7時過ぎにはお寺を出発。途中大分駅で合流して、いざ長崎へ。約4時間かけてまずは島原へ。
お昼は、島原名物「具雑煮」で腹越しらいさせてもらいました。
光伝寺さまと護國寺さまの伺いました。どちらも日蓮宗のお寺です。
その佇まいや境内の雰囲気は圧巻です。
最初の光伝寺さまは、池田ご住職とは年齢も近く、20年ほど前に100日間のご修行をご一緒させてもらったこともありましたが、いざお寺に伺うとその荘厳な道場と雰囲気に驚かされました。
本堂の作りや雰囲気ももちろん素晴らしいのですが、堂内にある法華七喩の欄間の素晴らしいこと。
いろんな欄間を見てきたのですが、法華経に説かれる7つの譬え話をモチーフに作成された欄間は見たことありませんでした。今は院首様となられた先代住職が考案・イメージをつくって制作されています。
たまたま先輩のお上人に教えてもらい知ったのをきっかけに、いつか常妙寺の檀徒さんにも触れてもらいたいとの想いで今回の団参計画が始まりました。是非1度は、足を運んで参拝していただきたいです。
御朱印まで直接押していただきありがたかったです。
池田ご住職には、丁寧はご法話を準備いただきまして恐縮でした。良薬のお話は檀徒さんの印象に残ったようです。記念写真を堂内で撮らせてもらいました。
次に、お隣の護國寺さまにお参りいたしました。
こちらには有名な三十番神さまが祀られています。
住職始め、山務上人の方々に迎えていただき恐縮です。
常妙寺には守護神として「北野大明神」を大切に祀っているのですが、護國寺さまには日本の代表的な神々が勢揃い、お堂一杯に祀られています。そのご開帳を受けるときは圧巻でした。5人もの僧侶の読経が響く中、神々しい三十番神様が一斉に開帳されます。それはそれは、ありがたいこと、ありがたいこと。
加えて、岩永ご住職にはお忙しい中、この団参に合わせて時間をとっていただき、なおかつ詳しく清正公さまからお寺の縁起などをお話くださいました。歴史に詳しいお上人のお話に興味がつきませんでした。「このお話を聞けるのは、島原まで来た甲斐があるね」と参加者の方がおっしゃられたのが印象的でした。
両寺院の方々には、最後まで見送っていただき大変恐縮いたしました。とっても意義の深い1日目となりました。
夜は、長崎の中華街にて皆さんと懇親を深めました。
そして、2日目は長崎駅前にあります、日蓮宗の本蓮寺さまにお参りさせていただきました。
大きな石段を登りきったところに、本堂があります。左手会館には、エレベーターも完備されてお参りされやすい環境を整えてあります。
普段より法縁関係のこともあり、ご住職の山田浩文僧正には大変お世話になっております。
それにしても素晴らしい本堂です。重厚感がたまらない感じです。
お庭や客間に通していただき、ご住職より丁寧に説明をいただきました。大変恐縮いたしました。
最後は、山田ご住職と一緒に記念写真。最後までお見送りいただきありがとうございました。
このあと、昼食と観光をして、一路大分へと帰りました。
大分から距離ある長崎なので移動で半日かかりますが、時間をかけた分、常妙寺の檀徒さんたちとこうやってお参りできるとやはり違いますね。地域の違いもあり、特に今回は特色のある3ケ寺にお参りさせてもらい、気持ちも新たかになりました。
今回の団参でお世話になりました3ケ寺のご寺院のご住職・山務・寺族の皆様、本当にありがとうございました。皆様の真摯な信仰の姿勢に触れさせていただける貴重な時間になりました。私もその姿勢を見習うことこそ、忘れてはいけないことだと心に響いた次第です。常妙寺の参加の皆様にも心に残る貴重な団参となることができました。心より御礼申し上げます。