天神様のお寺 常妙寺

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〝地獄〟と〝死〟を体験した1日ー先ずは地獄編ー

〝地獄〟と〝死〟を体験した1日ー先ずは地獄編ー

2022.09.14

タイトル見ると、「なんて日だろう」と叫びたくなる1日。
結果からすると、素晴らしい1日になりました。

ここに、忘備録も含めて、1日を記します。

9月某日、兼ねてより興味がありました『死の体験旅行』の講師養成講座を受講すべく横浜に伺いました。この話も深掘りすると色々とあるのですが、関係される皆さま、調整いただきありがとうございました。

少しだけ事務仕事も捗ったので、午前中急遽、日蓮宗宗門史跡寺院の名瀬・妙法寺さまに伺わせてもらうことにしました。(ご住職・スタッフの方には大変ご迷惑お掛けしました。)

妙法寺ご住職は、宗門内外でご活躍の久住上人。私は、日頃からなにかと影響を受けています。クオリティーは追いつきませんが、結構マネさせてもらっています。なお只今、当山寺報に寄稿をお願いしています。

正直に申し上げると、一度はお参りさせてもらいたいお寺だったので、「少しだけ本堂に上がらせてもらえると嬉しいな」ぐらいの軽い気持ちで伺いました。

しかーし、平日でも法事前の忙しい最中、奥に通していただき、なおかつご住職が直接応対。しかも久住上人自らスタッフの皆さまや新しい受付・事務所、そして最後に本堂へとご案内してくださりました。一応、朝に伺いたいとメールだけ入れておいたのですが、丁寧にご案内いただけるとは思っても見なく、この時点でビビっていました。

写真は「おてらおやつクラブ」の特大の三方。これがお寺にあれば、お供え持ち寄りやすいですね。

加えて、話が『地獄VR』の及んでからの展開が早かったです。ご住職から「準備して」の掛け声のもと、急遽地獄行きが決まりました。よもやよもやの地獄行き…。

『地獄VR』は妙法寺さまが制作された仮想空間での地獄体験ができるシステム。噂は知っていて興味はあったのですが、まさか本日直行するとは思ってもなく、いつの間にか、地獄の入り口を渡されて進んでいる姿が写真の様子です。

体験中、スタッフ安田さんに写真を撮ってもらったものの、写真をみて「挙動不審だったんだろうな」と。多分、いつか地獄行っても同じようなことしちゃうような気がします。

地獄を体験した感想は、「是非亡くなる前に一度は体験しておいてほしい」です。体験後、ご住職やスタッフさんとお話したのですが、『地獄VR』ばかりがセンセーショナル過ぎて目立ってしまうようですが、その後がこのシステムの肝になっているようでした。体験後に、〝自分の気づき〟に繋がるようになっています。

お土産にいただいた発行物。これまた勉強になります。

実際私は、VR体験中は一座の素晴らしい法話を臨場感豊かに拝聴している感覚になりました。しかも、上京する前に感じていた個人的なモヤモヤ感が、〝気づき〟を与えられたようになって体験後スッキリしているのに驚きました。「こんな感じになるとは思わなかった」というのが感想です。

いつか、大分でも希望される方は体験してもらいたいですね。そんな機会を作れたらと妄想しながらの帰路になりました。久住上人、妙法寺の皆さま、突然伺ったにもかかわらず、ありがとうございました。貴重な時間となりました。

帰りに妙法寺さま前のバズ亭のところで一枚。地域の中に、お寺の存在感がバランスよくあって、「こんなお寺でありたいな」と思わされた光景です。

ー〝死〟の体験編ーにつづきます