毎年恒例になっています、三信産業(株)さまの寺院内研修を今年も行いました。
当山では、平成27年より毎年新入社員研修の場として活用されています。県内外で仮設足場をてがける県内の企業さまです。新入社員のために開いている研修一環を請け負わせてもらっています。本年は8人の新入社員の方が研修されました。
仮説足場の実施研修は入社当初に大切に行なっているとのことです。
それ以外に会社として大事にしていきたいことが、社会に生きる一人の人間として『心の研修』の場として非日常の世界から研鑽を行えるようにご相談をいただき、お寺での研修も始まることとなりました。
今回のテーマとしては「当たり前は、当たり前ではない」と掲げて行いました。
まずは、日頃行わないであろう「礼拝」を繰り返すことを最初に行なってスタート。
それぞれが今一度、初心に戻ってもらう機会になればと思います。
会場を会館に移して「死の体験旅行」を行いました。
約2時間弱、おそらくこれ明けゆっくりと〝自分の死〟を見つめてもらうことはなかったと思います。
その中で、今の自分は何を大事にしているのか?大切なことは何かということを客観的に見つめてもらう時間にしました。
最後、少し自分の心のうちを仲間と語り合う時間を設けています。
そして、もう一つのワークショップとして、自分の葬儀を連想してもらいながら周囲の方への感謝の手紙を作成してもらい、発表してもらうようにしています。
これもなかなか口にすることはないようなことだと思いますが、研修の一環として各々綴ってもらうようにしています。慣れない作業ですが、各自真剣な眼差しで取り組まれているのが印象に残りました。
加えて、来年のなりたい自分の姿を絵馬に記してもらって奉納しています。
最後は、もう一度初心に帰り「礼拝」を行なって今日の研修の最後を修めました。
もちろん、三信産業(株)さまのますますの発展をねがっていますが、新入社員の方々が大きく社会に寄与していただける一旦を常妙寺が担わせていただけることは、地域にとっても大事な役目になるのではと考えております。そのようなお役目をいただけることはとても光栄に思えています。
慣れない研修だったことと思います。参加の皆様、お疲れさまでした。
今回、研修された皆様が会社や地域・社会に貢献されていくことを切に願っています。
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