今年も３月２１日のお中日に春彼岸法要を厳修いたしました。
当初雨との予報でしたが、おかげさまで晴れ間が見えるくらいの天候になりました。予想を超えて多くの方がお参りくださいました。たくさんの卒塔婆もあがる中、皆さんで法華経を読誦・お題目をお唱えして仏道修行を納め仏様をご供養いたしました。やはり、いっしょにご供養できますと嬉しいものでした。
やはり一緒にお題目を唱えれることは、嬉しいです。まだまだ配慮しながらの法要ですが、同じ場で同じ時に、同じ思いを重ねられることは尊いことであると、心から思えます。
感染対策もあり、本堂入口を５カ所大きく開放していましたので、少し肌寒く感じられました。ですので暖房は使用させてもらいました。
毎年、お彼岸の頃に山門のしだれ桜が見頃になります。しかし今年は開花がここ数年より１週間程遅く開き始めたように感じます。ですので、まだこの日は６分咲きくらいだったでしょうか。
ちらし寿司と手作り牡丹餅を準備いたしました。後日、「おいしかったですよー」と檀徒さんが報告してくれたのは嬉しかったです。手前味噌ですが、これが本当に美味しかったんですよね。
下の写真は、納骨堂にご奉納いただいた鈴台です。すべて手作りで、高さからリンの大きさに合わせて作成していただけました。製作過程も見させていただいていました。「春のお彼岸までには間に合わせますよー」とのことで、この度、本堂納骨堂にご奉納いただいた次第です。
吉松隆義さま、ありがとうございました。大切に使わせていただきます。
春のお彼岸法要を修めると、実感としての〝春〟を感じます（だいぶ遅いのですが…）。いよいよ、いろんな事柄が動き始めるなという感覚です。若い頃は一気に動き出せていたのですが、近年スタートにもたつくようになっていると思います。それでも体調面を考慮に入れながら、お寺のいろいろなことを夏へと繋げていきたいです。私もお寺も動き始めています。
お参りいただいた皆様、ご苦労さまでした。まだまだ気軽に出歩ける雰囲気ではないのですが、それでもたくさんの方々がこのようにお寺にお参りされますことを嬉しく感じています。気温も少しずつあたたくなり、動きやすくなりました。どうぞ、仏様のいらっしゃるお寺へのご参詣お待ちしております。
