今年も立春の２月４日に星祭りを厳修いたしました。
当日、風の影響がどうか心配していましたが、午前中は比較的穏やかで良かったです。
（実は、午後からは強風が吹き荒れていました。天の御加護いただきました。）
昨年から、感染対策も含めて当日の流れを変えました。
午前９時より水行を始めます。6人のお上人の水行で場を浄めました。
前日からの水行準備で一晩で樽のお水もなかなかの冷え具合だったようです。
お題目の太鼓で入座いたします。
水行肝文をお唱えして、身と心を清めてから水行いたします。
水行で身を清めてから、星祭札開眼祈祷を厳修いたします。
毎年、大寒に入る1月20日頃から御宝前に星祭札を供えて、お一人おひとり読み上げをいたします。
特別厄除祈念の申し込みの方は、大寒から毎日読み上げをいたしています。
昨年から、感染対策として、お札の開眼修法は僧侶のみで行うようにいたしました。
本来ならば、やはりお参りに来られた方も一緒に勤めていただきたいのですが、今は出来ることを重ねさせていただいています。
法華経読誦を重ね十分に準備を施してから、いよいよ開眼修法を行います。
準備されたお札に、本年一年間の開運をお祈りいたします。
お札に祈念が終わって、参詣された方にご祈祷いたします。
受付で祈念されたお札を携え、本堂に上がってもらいます。
祈祷を受ける心構えをお上人にお話していただき、いよいよ祈祷所に入っていただきます。
１座１座を少人数にしてご祈祷いたします。
この日は、10座お勤めいたしました。
祈祷が終わると、少しお話をしてから皆さんをお送りいたします。
お上人方のお手伝いによって、スムーズに御祈祷が続いていきます。
お手伝いいただく皆さんのお気遣いにより、とっても善い雰囲気が祈祷所に流れます。
祈祷を終えてから、お経のあがった福豆と厄落としのお餅をお渡しいたします。
最後に鬼子母神さまにお参りしていただき退堂となります。
帰る前に、天神堂に立ち寄ってもらいます。
今は撒くことができないので豆まきのお菓子をお渡しして
今年の福を持って帰ってもらえるように福引をしていただきます。
なるべく滞在時間を短くするように心がけて準備いたしました。
本当は御祈祷が終わった後も、少しお寺でゆっくりしていただきたいところなのですが、
今は仕方ないかなと思っています。
それでも、この立春開運星祭りをちゃんとお勤めできると、住職としては少しホッとします。
皆様にとりましても令和４年が、善い巡りになりますようにお祈り申し上げます。
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