8月の始めの頃でした。以前より相談を受けていた愛犬の葬儀供養になりました。
18才というので、小型犬としては長生きだと思います。
実は、私の親戚です。最後亡くなってからのことを以前から相談されていました。そのためある程度どのようにするかイメージしていました。
亡くなってすぐ連絡を受け、暑い時期なので腐敗が進まないように涼しい部屋で安置してもらいました。
夕方、時間をあわせてお寺に来てもらいました。お手製の棺に入れみんなで取り囲むようにして場をもうけました。花を持って来てもらって飾り、一緒にお経をあげてお別れの式を施しました。家族の方全員に、お焼香での供養も施してもらいました。
華美にすることはないけれど、「ちゃんとお別れの場を作ることは大事だな」と教えられた気がします。親戚の家族もお別れの時にあたって、いろいろと思いを深めた場になれたようです。
そんな様子を見ていて、「しあわせな犬だね」と思わず口に出て来ました。それだけ家族の方々にとっては愛情溢れる存在だったのがあらためて認識できました。
令和元年、檀徒専用の『どうぶつ供養塔』を設置しています。
希望のある方は、そちらに埋葬できるようにしています。毎朝、『どうぶつ供養塔』にはお経をあげています。時折、供養に来られている様子が伺えるとこちらも嬉しくなります。
亡くなった後も、大切な存在なのでしょうね。ちゃんと仏様のお使いの役目をされているように感じます。常妙寺檀徒の方で、ペットの供養のことで相談したいときは、お気軽にお尋ねください。