令和5年11月17日、午後から生前法号授与の授戒式を行いました。
いつもは常妙寺の御会式法要の時に行うのですが、その日にお越しになれないということでしたので、別日に行いました。
実は、今回の授戒者は仙台からお越しになった檀徒さんに授与いたしました。
現在は仙台に在住ですが、お墓が常妙寺にあり、亡くなった後は大分に納まりたいとの意向を踏まえて授戒を承諾いたしました。
「ご縁の深い住職から授かりたいので、思い切って申し込みいたしました」そのように言っていただけるのは住職としては嬉しい限りです。
ということで、大分まで来ていただきまずは受講いただきました。
常妙寺の授戒式では、受戒者に必ず基礎知識を受講いただくようにしています。法華経やお題目のこと、日蓮聖人のことなどをざっくりではあるのですがお伝えいたします。お数珠の持ち方、お焼香の仕方などもお伝えしています。
一通り、お伝えして『仏さまのお弟子』としての気風を整えてもらいます。
大事なのは、これ以後も「菩薩行」を続けてもらうことが、生前法号を授かるにあたっては受戒者の皆様には感じてもらいたいと考えています。
約1時間30ほど、雑談や礼拝の形などを交えながらお話ししています。
それからの授戒式となります。
まずは、法華経をお唱えして清浄の道場を準備して。
いよいよ仏様に誓いの言葉を捧げます。
授戒者として、私(住職)が戒を授けます。
法号証・お題目袈裟・数珠・行衣をお渡しいたします。
生前戒名授与者の台帳にもしっかりと記させてもらいました。
晴れて常妙寺の法号受戒者となりました。
これからのますますの仏道精進をご祈念申し上げます。