令和5年5月27日、新潟の妙光寺さまに行ってきました。
ここは、私が4年半お世話になったところです。僧侶として大事なことを教わりました。初めて伺うようになってから30年近く経っています。
『開山会』という法要のお手伝いをいたしました。700年来の伝統ある「ご判さま」と30年以上続く安穏フェスティバルを融合して、気候の良いこの季節に行事を化粧直し「開山会」と昇華された記念すべき法要に参席させていただきました。
来るたびに驚かされること多いのですが、今回も境内が整備されてますますパワーアップされていました。もうどう表現して良いかわからないのですが、びっくりすることの連続でした。
今回は、【修法の祈りと舞と演奏・角田の岩屋「七面天女物語」】と題して妙光寺に隣接する〝岩屋〟を舞台に七面天女伝承の物語がありました。
もう圧巻、、、ただそれだけです。
お寺に伝わる七面さまの物語を、現場で荘厳に表現されていました。天女役の「鼓童」小島千恵子さん、修法を遠壽院大荒行堂伝師 戸田日晨僧正、岩坂富美子氏のシンセサイザー、中野亘氏の古代笛と豪華な演出に圧巻でした。ただ、舞台ではあったのですが、戸田僧正が言われていた言葉に「清浄なる祈りの場」になっていたこと得心いたしました。見事でした。現場で触れられてよかったです。この感動を伝えきれないのがなんとももどかしい限りです。
今回は、私の家族も一緒に連れて行きました。娘にとっては初めての新潟。すべてのことに興味津々だったようで実り多き時間になったようです。
ゆっくり出来る時間はあまりなかったのですが、学びの多い濃密な時間になりました。
なによりも今回、いままである行事を一歩先に進める勇気を学べました。ただ作り替えるだけでなく、スケールアップさせる。思うけどなかなかできないことです。それを目の当たりに見せられて、実行されている姿は見習わなければいけないと思えました。
「いつかこんなこと常妙寺でもできたらなーー」といつもながらに思いを馳せつつ、、、帰路となりました。