春になると、天神様に合格祈願した方々がお礼参りに来られます。先日も合格発表があってすぐにお礼参りされていました。「これもご住職が毎日ご祈願していただいたおかげです。」と親娘で深々と御礼されていましたが、その敬虔なお姿にこそ合格の種が宿られているように感じました。
いつも思うのは、「合格すべくして合格されたのだな」ということです。もちろん日頃からの準備は怠らなかったと思います。加えて幸運で合格したのではなく、いつも謙虚であろうとするお姿に、幸運を自らが手繰り寄せて合格されたなということです。素直に謙虚なお姿には、きっとこれからも仏天から愛でてもらえるように感じます。
幸運な方がより幸運を手繰り寄せる〝種〟というか秘訣が、お礼参りにはあるかもしれませんね。