まだ日中は暑いと思う気温になりますが、朝晩はすっかり秋の風を感じるようになりました。
境内の彼岸花や萩の花が咲き、視覚からも秋への移ろいを感じます。
コロナ禍のこともあり、感染対策を施しながら秋のお彼岸法要を厳修いたしました。
お彼岸は仏道修行の1週間です。
常妙寺では毎年春秋のお彼岸中日に彼岸法要を行い、お題目を唱え法華経を読誦して〝我が身〟がそのまま仏さまのお姿になれますように精進に勤めております。
先祖を敬い、父母・先祖から分けた生きている私たちが仏さまの如く精進される姿が、何よりの最善のご供養になります。この秋もたくさんの方がお寺にお参りになられました。また志をもって卒塔婆供養される方は、御宝前に1週間掲げさせていただきます。日々功徳を供えております。
いつもは法要後は和やかに精進料理での御斎をご用意いたしますが、いろんな状況を鑑みて今回は手作りのおはぎとみたらし団子にいたしました。
残り少なくなりました今年のお彼岸。忙しいばかりの日ごろを少しだけ省みてみると、普段気づかないことも浮かんでくるのではないでしょうか?大変な時だからこそ、自分のことや身の回りのことを省みる時間をつくってはいかがでしょうか。